基礎体温とは

基礎体温とピルの併用をおすすめします

基礎体温とは、朝の安静時の体温のことです。微妙な体温の変化をキャッチするために、
通常よりメモリの細かい体温計を使って、目が覚めたらすぐに体を動かす前に口の中で5分測ります。

 

それを折れ線グラフにすると、排卵を境にして、体温が低体温器と高温期に別れるのです。

 

これは、排卵が終わると、卵巣から体温を高める働きのある黄体ホルモンが分泌されるようになるからです。実は月経前症候群もこの黄体ホルモンによるところが多いのです。若し妊娠すれば、高温期が持続して月経症候群初割に移行していきます。

 

また、ホルモンの変化に敏感な人には、排卵期に性的欲求が亢進し、排卵が終わると低下するという人もいます。

 

こういう変化も基礎体温を付けているとわかるのです。

 

基礎体温を毎日図るのは面倒で、すぐ忘れてしまうという人でも、およそのパータンがわかればよいのですから、別れなかった日があったとしても、できるだけで構わないのです。

 

月経前症候群や月経痛、月経前から月経痛のある人は、基礎体温の変化で数日後のことが予測できるので、先手を打ってスケジュールを調整することができます。

 

具合の悪さが解消するわけではありませんが、体のリズムと生活との関係がわかってきます。基礎体温表に出血、月経、織物、弁のありなし、睡眠の質、食欲、気分なども一緒に日記のようなものを作ってみるものいいかもしれません。

 

また、基礎体温表を見ていると、薬を使うのに有効な日にちがわかってきます。月経痛が酷いときには鎮痛剤、月経前症候群がつらいときには精神安定剤などが有効です。薬に対しては過剰に期待したりと極端な人がいますが、薬ですべてが解決するわけではありません。つらいのを我慢してじっとしているのも懸命だとは言えませんが。

 

疲労やストレスが重なって、体が緊張しているときには、月経痛も月経前症候群もひどくなるものです。反対に、体をリラックスさせている時には、少し和らぎます。辛くない日意図にはわかってもらいにくいものですが、女性同士で話してみると、いろいろな人がいることがわかります。

 

基本的には無理をしないようにのんびり過ごすなど、体に優しい生活を心がけ、それでも苦しいときには薬を使って楽になる方がいいでしょう。ピルを服用する事によって月経痛も月経前症候群も和らぐと言われています。避妊だけの目的でなく体を労わることを考えるならピルの服用も検討してみることをお勧めします。