月経前症候群をコントロール

ピルで月経前症候群をコントロール

月経前に体に不快を感じる人がいます。多くは30代を過ぎてから起こることが多く、「今までこんなことはなかったのに」と心配になる人が多いです。しかも誰にも相談することができず、自分だけがおかしいのではないかと悩んでしまう人もいます。

 

また、月経の時の痛みも、たいていの人にはあるということはわかっていても、自分だけがきつく感じてしまう。たとえば、腰から全体が割れるように痛いとか、吐き気を催すとか、倒れてしまうぐらいひどい人は、やはり自分だけがおかしいのではと悩んでしまうでしょう。

 

月経前症候群は正常な性のサイクルから起こる体の変化の一つで、病気ではありませんし。

 

むしろ、「卵巣ホルモンのリズムがとても正常」という証でもあるのです。

 

妊娠初期に病気ではないのに吐き気やつわりがあったり、体調が悪いのと同じことです。月経痛は婦人科の病気があるためにひどい人もいますが、何も病気がなくても症状が強烈な人もいます。

 

また、月経前症候群の症状が強いと更年期になった時にも症状が強いのだろうと心配する人もいますが、そんなことはないようです。

 

長年、月経前症候群や、過多月経に悩んでいた人の中には、更年期になってから閉経市、卵巣ホルモンの分泌が停止したために、月経のリズムで起こっていた不快な症状から解放され、楽になったという人もいます。

 

更年期というのは、一般には体が不調になる憂鬱な時期のように思われていますが、こういった方たちにとっては逆に、更年期は体が回復する時期でもあります。

 

月経前症候群に悩んでいる人に名、自分の体の記録を付けることをおすすめします。ピルや基礎体温というと、妊娠や避妊のためにつける元と解釈されていますが、それだけではなく、そのほかにも便利なことがあります。

 

@次の月経がいつ来るのかを予測できる
A月経前症候群の時期を予測できる
B月経周期が不規則になっている時や、月経以外の出血があるときには、その原因を考えるのに役立つ
C月経が遅れている人には、妊娠かそうでないかがすぐわかる

 

ピルと基礎体温を併用することで体の負担もなくなり月経前症候群をコントロールすることができあます。